2008年5月1日

肝臓がんの原因と予防法について

肝臓がんは、原因がはっきりとしているので予防も可能ながんです。

肝臓がんは、肝臓からおこる原発性肝がんと、胃や大腸、肺など、ほかの臓器から肝臓に転移をしておこる転移性肝がんにわけられます。

前者は、肝臓のはたらきをになっている細胞そのものから発生する肝細胞がんがほとんどをしめ、肝臓がんといえば普通このことをさします。

肝臓がんの原因として、肝炎ウイルスの感染とアルコール性肝硬変があります。

肝臓がんは、主に肝炎ウイルスの感染が原因でおこります。もっとも多いのは、C型肝炎によるもので約8割をしめます。

他に、B型肝炎によるものがあり、A型肝炎ではおこりません。C型肝炎の多くは、慢性肝炎になり、のちに肝硬変へ、さらに肝臓がんへと進展していきます。

お酒の飲みすぎにより、肝硬変から肝臓がんへと移行することがあります。

肝臓がんの多くは、慢性肝炎や肝硬変のある肝臓におこり、トラブルをかかえていない肝臓に肝臓がんが発生するのはまれなこととなります。

肝臓がんの予防 肝炎ウイルスに感染しない。原因となるウイルス性肝炎を予防します。B型肝炎もC型肝炎も血液を介して感染します。

また出産時の母子感染によるB型肝炎もみられます。水や空気、食べ物、食器、タオルなどでは感染をしません。

輸血用血液のウイルス検査やC型慢性肝炎に対するインターフェロン療法、B型肝炎に対するワクチン対策により、肝臓がんは、2015年ごろをピークに減少に転じるともいわれています。

輸血の経験のある人などは、自覚症状がなくてに、現時点でのウイルス感染の有無を明らかにするため、血液検査を受けておきましょう。

感染していたら定期的に受診をして、肝臓がん予防のためのインターフェロン療法も含めた、肝炎治療のタイミングを逃さないようにします。

検査を受ける すでに肝臓の機能に異常のある人は、1~2ヶ月に一回の割合で検査を受けます。肝臓がんの早期発見につとめるようにします。

慢性肝炎の場合にも、とくにC型肝炎では、インターフェロン療法によって肝炎をおさえれば、肝臓がんの発生が低下することがわかっています。

肝庇護療法などによって肝硬変への進行を遅らせることができれば、肝臓がんの発生を遅らせることができます。