2008年5月4日

急増するVDT症候群

VDTとは、ビジュアル ディスプレイ ターミナルの略です。パソコンの他、ワープロやテレビゲームなどのディスプレイをさしています。

パソコンの急速な普及によって、テクノストレス、そしてVDT症候群といった心身のトラブルがクローズアップされてきました。

VDTを使った作業は、視線がディスプレイとキーボード、書類の3箇所を目まぐるしく移動するので、目がとっても疲れやすくなります。

集中して見続けるため、無意識のうちにまばたきの回数が減って、目が乾きやすくなって負担がかかってきます。

また、長時間同じ姿勢でいることは、首や肩、腕や腰などのこりや痛みの原因になります。さらに、頭痛やめまい、イライラ感、うつ状態など、精神的な不調につながることもあるので早めに対策が必要になります。

VDT症候群を防ぐポイント 姿勢と作業環境 見落としがちなのは、空調とグレアです。エアコンの風が直接あたると、ますます目の乾燥を加速させドライアイの原因になります。

ディスプレイに自然光や照明の光が入り込むと、まぶしい状態や画面がみづらい状態になり、目の疲労が増していきます。

一時間に一回の休憩と小休止 人が緊張を保って作業を行えるのは、30分程度だといわれています。

作業中にちょっとディスプレイから目を離してのびをするといった1~2分間の小休止をすると、緊張の保持を約1時間にのびます。

その上で、連続作業は1時間を限度として、10~15分程度の休憩を入れます。外の景色をながめたり、目を閉じて休むようにします。

作業に集中して休憩時間を忘れないため、タイマーで音を鳴らすなどの工夫をとりいれましょう。

ストレッチングや軽い体操 同じ姿勢を続けていると、筋肉が緊張します。休憩時にはストレッチングをしたり、トイレに立つ、お茶を入れるなどして、意識的に身体をほぐすようにしましょう。

目の疲れに効くツボ VDT作業で目が疲れたとき、ストレッチングのほかにツボを押しても効果的です。ツボをおすときに注意する点は、気持ちよいと感じる強さでゆっくり押すことです。

強すぎたり、いちどに長くおすのは逆効果になります。押す回数は3~5回程度で、眼球は絶対に押さないようにしましょう。

眼鏡の活用 度の合わないコンタクトレンズや眼鏡は目を疲労させ、頭痛の原因になるので、適正なものを使うようにします。

また40歳を過ぎるとピントの調節機能が低下するため、ピントを合わせようと姿勢が崩れがちになります。

検眼して、パソコン作業に適した度の眼鏡を使用すると、目はもちろん、全身の負担が軽減します。

十分な睡眠 VDT作業は、本人が感じる以上に、心身の負担が大きいものです。疲労を蓄積させないためには、毎日十分な睡眠をとることが大切です。

テクノストレス 先端技術に相対したときにかかるストレスで、1984年、アメリカの臨床心理学者グレイグ・ブロードが提唱しました。

たとえば、パソコンになじめない人が緊張や不安症と、パソコンに没頭して、ほかのことがおろそかになるパソコン依存症があります。

パソコンが広く普及した現在、問題となるのは、パソコン依存症で、YES、NO方式の考え方しかできない、人と接するのを嫌う、時間の感覚がまひするといったトラブルがでてきます。

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