2008年5月8日

病気の元凶はフリーラジカル

細胞を老化させる原因となるのが、フリーラジカルや活性酸素です。日本人の3大死亡原因は、がん、心疾患、脳血管疾患ですが、心疾患と脳血管疾患の大きな原因となるのが動脈硬化です。

動脈硬化を引き起こす真の悪玉は活性酸素 動脈硬化というと、これまでは悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが原因だといわれていました。

しかし最近の研究では、LDLコレステロールそのものが動脈硬化を引き起こすのではなく、フリーラジカル、とくにその代表格の活性酸素が元凶である明らかになりました。

体内で発生した活性酸素は、血液中のLDLコレステロールと結びついて酸化させてしまいます。酸化したLDLコレステロールは、有害な酸化変性LDLコレステロールに変化して、血管壁の細胞を傷つけます。

そのため酸化変性LDLコレステロールができると、掃除や呼ばれるマクロファージが出動して、酸化変性LDLコレステロールを取り込んで除去してくれます。

酸化変性LDLを取り込んだマクロファージは、泡沫細胞に変化します。しかし酸化変性LDLコレステロールがたくさんあると、マクロファージのはたらきが追いつかなくなり、泡沫細胞が血管の内腔にたまっていきます。

これが動脈硬化の原因であるアテロームの成分になります。血管を老化させる真の悪玉は、この酸化変性LDLコレステロールを減らすことも大切ですが、フリーラジカルの発生をいかにおさえ、消去するかが大きなポイントになります。

糖尿病の深刻な合併症をもたらす犯人 フリーラジカルは糖尿病の発生に深くかかわっていますが、活性酸素などは糖尿病を悪化させ、合併症を引き起こします。

糖尿病は、血液の血糖値が非常に高い高血糖が続く状態で、活性酸素などのフリーラジカルが大量に発生し、同時にフリーラジカルを消し去るSODという抗酸化酵素作用の働きもあります。

フリーラジカルによって、毛細血管もぼろぼろになってしまい、失明を招く糖尿病網膜症、腎不全の初期段階の糖尿病腎症、神経障害などを招きます。

また、動脈硬化もすすんで心筋梗塞や脳梗塞をひきおこすことになります。遺伝子を傷つけて、細胞膜の働きを変化させるフリーラジカルは、がん化の大きな原因だだと考えられます。

そのほか、アルツハイマー病や白内障、胃炎、また糖尿病などが原因でおこるEDにも深くかかわると考えられています。皮膚のしみやしわも、フリーラジカルの仕業です。

フリーラジカルの発生を少しでもおさえるには、日常生活の改善をはかることが大きなポイントになります。

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