靴は足を保護し、歩くという運動の基本をサポートするものです。靴選びを誤ると、足のトラブルばかりでなく、身体全体の不調を引き起こしてしまいます。
足は第二の心臓といわれます。足は心臓から遠くにあるため、血液循環が悪くなりがちな部位です
血液を足先から戻すには、足の筋肉が心臓のポンプ作用のようなはたらきをするのです。その働き助けるのが歩くという運動です。
足のトラブルで歩くことに支障をきたしてしまうと、生活の質は低下し、全身の健康をそこねる大きな要因となります。
足を保護し、歩くという運動をサポートしてくれるのが靴です。デザイン性にばかりとらわれて、足、ひざ、腰、さらには全身にさまざまな不調を招きます。
開張足 足の親指のつけね部分のアーチが崩れて足の輪が広がってしまった状態です。ハイヒールなど、足に負担がかかる靴をはき続けていることが原因でおこります。この開張足が、外反母趾や巻き爪、陥入爪などのトラブルにつながります。
外反母趾 足の親指が、付け根の関節部分から外側へ曲がって、くの字状に変形します。ひどくなると、親指が隣の指がと重なったり、関節部分が腫れたり、神経が圧迫されて激痛が走ることがあります。
さらに、痛みをかばう歩き方をするため、ひざや腰の関節に変形や痛みがでたり、頭痛を招くこともあります。
かかとの高い靴やつま先の細い靴を長期間はくことによっておこりやすい傷害です。
ハンマートウ 親指以外の指の関節が、への字型に曲がったまま固定してしまった状態です。開張足や、つま先に余裕のない靴をはきつづけることによっておこる足指の変形です。正しい体重移動ができやすくなり、ひざや腰にも影響がでます。
巻き爪 足の爪の変形ですが、名前の通り、爪が横方向に巻いてしまった状態をさします。おもな原因は深爪をする習慣と、先の細い靴をはくことです。多くは陥入爪をともないます。
陥入爪 爪の縁が肉にくいこみ、炎症をおこして赤く腫れます。ひどくなると出血し、強い痛みのため、歩くことが困難になります。先の細い靴をはきつづけることや深爪が原因です。
爪の端が皮膚にくいこんで痛むため、深爪すると、ますます悪循環になります。陥入爪を防ぐには、爪の白い部分を少し残し、両端は四角く切るのがポイントです。
角は、引っかからないようにヤスリをかけて丸みをだしましょう。
たこ、うおのめ 足に合わない靴でいつも圧迫されることによって、皮膚の防御反応がおこり、角質が厚く盛り上がりかたくなった状態。足の裏や指のあいだに多くできます。幅の狭い靴だけでなく、大きすぎる靴でも、靴のなかで足が動くために無理な力がかかり、たこができます。
たことうおのめのちがいは、たこは表面だけがかたくなるのに対して、うおのめはトゲのようにとがって皮膚の内部に突き刺さります。そのため、少しの圧迫でも激しく痛み、歩行が困難になります。
みずむし 高温多湿の日本の風土では、革靴はどうしても蒸れやすいものです。蒸れた靴を履き続けるとみずむしの原因になります。
靴は2~3足用意して、同じ靴を毎日はかないようにしましょう、中敷もときどき交換します。靴を休ませているあいだは、靴用起爆剤を入れて湿気をとるようにしましょう。
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