2008年4月24日

血液サラサラの状態

動脈ではなく、毛細血管の流れに注目したのが血液サラサラです。毛細血管は全身の細胞に酸素と栄養を供給し、老廃物を回収します。

2001年頃から、血液サラサラという言葉が大流行し、その後、健康の一つの目安としてすっかりと定着しました。静止画像だけでなく、映像で血液が流れる様子をみることができるため、印象が強かったのです。

この血液サラサラは、動脈や静脈などの太い血管ではなく、全身に張り巡らされた毛細血管のなかを流れる血液のようすを、人工的につくった擬似毛細血管で再現した映像です。

実際に体内の毛細血管を流れる血液を観察することができないため、装置で再現したのです。

血管や血管のトラブルと言うとすぐに動脈硬化を思い浮かべますが、大きな血管である動脈のトラブルよりも、実はこの毛細血管の血液の流れがこそ、人の身体にとって大変重要なものです。

全身の血管をつなぎ合わせると地球2周半の距離となります。

人の体内を流れる血液の総量は、体重の約8パーセントです。つまり、体重の60kの人であれば、約4.8リットルの血液が、寝ているときも働いているときも休むことなく全身を駆け巡っています。

その血液を運ぶ管である血管は、太い血管から細い血管へと枝分かれして、全身の臓器や指先の組織までくまなく張り巡らされています。

血管は、足の指先までいったらそこで行き止まり、ということはありません。ふたたび集まってしだいに太くなっていきます。

こうした全身の血管を一本のホースのようにつないでいくと、その全長は、約9万キロになります。その血管には、心臓から毎分約5リットルの血液が送り込まれ、全身を一周してきます。

流れの悪いドロドロ血液は不健康の証拠 一方サラサラ血液に対して、流れの悪い血液はドロドロ血液と呼ばれています。

いかにも不健康なひびきですが、実際に毛細血管の血液の流れは悪ければ、全身の細胞への酸素や栄養の受け渡しがスムーズにいかないということなので、身体に悪影響を及ぼしてしまうことは間違いありません。

そしてドロドロした血液は、毛細血管のなかでとどこおるだけでなく、太い動脈でも悪玉物質が血管の壁にたまり、血管そのものがもろくなります。そうして動脈硬化を促進してしまいます。

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